ラテックスチューブのお話



下のグラフはラテックスチューブにおける時間の経過と空気圧を表しています。ん?3時間、6時間と時間が過ぎるにつれ減圧してる。小さい穴でも空いたのかな?何て思いますよね。これ、ラテックスチューブの正常な状態を表しています。下記にラテックスチューブとブチルチューブの違いを簡単に説明いたします。


※上記グラフの数値は一例です。ラテックスチューブには個体差がございます。

一般的なチューブ、ブチルは炭化水素からできた合成ゴムで、その化学的な特性からタイヤとインナーチューブの生産過程では”スタンダード”なものとされています。一方ラテックスは、今では様々な合成ラテックスゴムもありますが、本来自然からできた天然ゴムです。 ラテックスとブチルそれぞれどういった点が良いのでしょう? もしくはライダーはどちらかを選ぶべきなのでしょう? ブチルゴム(通常ブラックカラーの合成コンパウンド)は最も一般的にインナーチューブの素材として使われており、空気を良く保持し、数日経っても大きく空気圧を下げることはありません。

ラテックスチューブはブチルチューブと比べ、より伸縮性があるだけでなく、伸び縮みする際にエネルギーをあまり浪費しません。 つまり、ラテックスインナーチューブはブチルチューブに比べて、ホイールの回転時にエネルギーを逃がさずに走ることができるということになります。 また、伸縮性が高いことにより、異物(釘、鋭い石など)があっても周りが変形することでパンクをより防ぐことができ、更には噛み込みパンクもより防ぐことができます。
ラテックスチューブのパンク修理の際には普通のパッチを問題無く使うことができます。 メンテナンスの観点からいうと、上記グラフの様にラテックスチューブはブチルチューブに比べて分子間構造が大きい為、空気の減りが早いですが、PIT STOP TNT EVOなどのリキッドシーラントを使えば、空気の減りを減少し、更にはパンクを防ぐこともできます。
伸縮性について説明を付けくわえると、1cmの長さのブチルチューブは切れる前に1.5cmまで伸びることができますが、ラテックスチューブの場合は7cmまでも伸びることができるのです。

つまり、ラテックスインナーチューブによって
・より低い転がり抵抗
・より高い耐パンク性能
・より高い快適性のライディングフィール
を得ることができるのです。

ラテックスチューブを採用するチューブラー、もしくはクリンチャータイヤにラテックスチューブを使用しようとお考えの方は、ラテックスチューブの特性をよく理解した上で上質な乗り心地と性能を実感なさってください。

<ラテックスチューブを使用するチューブラー(2013年モデル)>
・CORSA CX
・CORSA SC
・CORSA SL
・CORSA SR
・PAVE CG
・CRONO CS
・CROSS EVO XG
・CROSS EVO XN
・CROSS EVO XM
・PISTA EVO CS
・PISTA EVO CL
・ATLANTA GOLD CS